「ブラック☆スター、お前、実は素晴しい奴だったんな。」
「どうした急に?まぁ俺様のすごさは全世界共通だからな!
今更だったとしても気づくだけ褒めてやってもいいぞ」
誰も居ないバスケットコートに呼び出されたかと思えば、
キッドからの突然の告白(?)に
ブラック☆スターとしても悪い気はしない。
いつもの調子で腕を組み、ふんぞり返ってみるが、
目の前に立つキッドが、頬を染めて言いにくそうにもじもじしているのを見ると、妙な気になってきてしまう。

(…なんだコレ…。なんか心臓が握りつぶされるみたいなこのカンジ…)

心臓を握り潰されたら死んでしまうのだが、
ブラック☆スターにとってはそれほどの衝撃だった。
「あの…それで、だな。非常に言いにくいのだが…」
「お…おぅ。グレートな俺様に何でも言えよな!」
「俺も…使って良いか?」
「????何を?」
キッドの言葉に思い当たる節もなく、ブラック☆スターは素で答えた。
「その、素晴しいシンメトリーの"☆"マークだ。」
「…☆…」
「俺も、デス☆ザ☆キッドと名乗りたい…な、と。」
「俺の素晴しいところって…」
「名前にシンメトリーの"☆"が入っている!」
ビシリ、と人差し指を立て興奮気味に続けるキッドに、
ブラック☆スターは訳も分からずガックリと頭を垂れた。

何故こんなにもキッドの言葉に一喜一憂するのか、
キッドの行動にドキドキするのか、
ブラック☆スターがキッドに対する恋心を認識するのは、
まだ少し先の話。