バカップル


「おいキッド!お前どういうつもりだよ!!」
「どいう…とは…?」

清々しい朝。
ソウルは起き抜けに開口一番キッドに詰め寄った。
対するキッドはシャワーも浴び終わり、楚々としている。
ただ、今もゆるい夜着を着ていることを鑑みれば、今日は死武専を休むつもりなのだろう。
…まぁ、前日散々ソウルに嬲られたのだから、無理もないかもしれない。

むしろ、死神の体力も気力も奪うほどのソウルの欲の方が凄いのではないか、とキッドは思う。

「お前…昨夜も何度も何度も中にだ…むがっ…」

白い手が驚くべき速さで伸びてきて、ソウルの口をばちん、と塞ぐ。

「それ以上言ってみろ、瞬殺してやる。」

幾分頬は赤いが、おそらく本気だ。
いつもと雰囲気が違う。
ムガムガと口を動かしていたが、そんなキッドの様子を見て、落ち着き始めたのか、ソウルの体から力が抜けていった。

「だってよ、キッド。可笑しいだろ?
あれだけ毎晩毎晩お前の中にだ<<検閲削除>>るんだぜ?
そろそろ子供の一人や二人、種付<<検閲削除>>できても良くねぇか?」

そんなソウルの言葉に、キッドは軽く額を…むしろこめかみ辺りを押えて、瞳を閉じた。

「お前はまず、人体の構造から学ぶ必要があるな。」

にっこり、と微笑むキッドは可愛いのだが、それ以前に相当の迫力がある。

この日、深夜帯までソウルはキッドの講義に付き合わされた。
しかもその内容は、生物学、魂学、物理、工学…とありとあらゆる分野に及び、
ソウルが解放されたのは深夜3時を回った辺りだったという。