「アタシはグレーだと思う。」
「いや、俺は白か黒、どっちかだと思う。」
「…どっちかにしてよ。」
「……じゃあ……黒。」
「よし、じゃあソウルは黒ね!」
「いや待て!やっぱ白!!」
「白にするの?」
「うーん…迷ってきた。」
「早く決めてよー。」

食堂に入ると、マカとソウルが向かい合ってランチを食べながら何事か議論していた。
リズ・パティと一緒に食堂に現れたキッド一行は、マカとソウルを見つけて同じテーブルに腰掛けた。

「何の話をしているんだ?」

マカの隣にリズとパティ、ソウルの隣にキッドが座って、熱い議論の中身について尋ねた。

「色の話をしてるんだけど、なかなかソウルが決めてくれなくてねー。」

パスタをフォークで巻きながら、マカがじと眼でソウルを見やる。

「だってお前、黒か白かは重要だぞ。」
「だから、さっきからどっち?って聞いてるのに。」
「個人的には黒が好きなんだけどよぉ…なんか、白って感じもするし。」

ソウルは行儀悪く、フォークを銜えながらテーブルに肘を突いた。

「何の色だよ?」

リズが食堂メニューを物色しながら対面のソウルに聞いた。
パティとキッドは頷きながらマカを見つめた。
リズと同じ疑問を持っていたからだ。
すると、マカとソウルはキッドたちを見ながら堂々と答えた。

「「キッド(くん)のパンツの色!」」

一瞬後、リズとパティは腹を抱えて笑い始め、
キッドは真っ赤な顔でソウルの首を絞めていた。