デス・ルームを追い出されてからソウルはずっと死神様の言葉を考えていた。 (キッドが俺にだけ本来の姿を見せた理由…んなもん、分かってたらこんなに悩まねぇ…) なぜ、あの時キッドはソウルの目の前でわざわざ魂を狩ったのか。 そんな事解かるはずはない。 ただのキッドの気まぐれではないのか、そう思える。 なぜならあの時、キッドの状態は異常だった。 死神様も言っていたのだ。"キッドは若いが故にたまに暴走する"と。 おそらく、たまたま暴走した場面に自分が居合わせただけ。 そう考えるのが自然だ。 合宿旅行の日はやって来た。 準備万端のマカの横で、ソウルは気が乗らない。 一体どうやってボイコットしようかと、毎日そればかり考えていた。 当然、この合宿にはブラック☆スター、椿の他にもリズやパティ、キッドも居る。 あの日以来、"本来のキッド"がソウルの前に現れることは無かった。 ソウルが良く知る、ソウルが好いたキッドが居て、ソウルに笑いかけて話しかけてくる。 ただ以前のように何時また"本来のキッド"が出てくるか分からず、ソウルはキッドへの接し方が分からなかった。 自然、ぎこちなくなるソウルの態度に、一番に気づいたのはマカだった。 「最近さぁ、キッド君とソウルってよそよそしくない?」 言外に、何かあったのかと問うマカに、ソウルはなんでもない、と返した。 キッドが悪い訳でない事は、ソウルも十二分に分かっている。 ソウルが勝手に警戒し、キッドを遠ざけているだけなのだ。 正直、"本来のキッド"を恐ろしいと思う。 いつものギャップもあり、あの姿を目の当たりにしてしまうと、いつ魂を抜かれても可笑しくないと思えるのだ。 ただ性質が悪いのは、これだけ恐怖しているにも関わらず、ソウルは相変わらずキッドに惹かれているという事。 突然現れた"本来のキッド"に驚き、戸惑い、接し方が解からないだけで。 恐ろしいが、"本来のキッド"も嫌いではない。むしろ、そこも含めて惹かれている自分を感じる。 ソウルが好いたキッドだけではなく、"本来のキッド"にもソウルは恐怖以外の感情を抱くのだ。 死神様が言っていた、"大切なもの"それはきっと、キッドの魂なのだろう。 いくら態度や言葉を取り繕っていたとしても、偶像のキッドも本来のキッドも元は同じ魂。 ソウルはそこまで考えて、天啓のような閃きを受ける。 「もしかして…」 「どうしたのソウル?」 突然顔を上げたソウルにマカは不思議そうに問い返した。 ソウルは勢い良く荷造りしたボストンバッグを引っつかむと、そのままマカの制止の声も聞かず玄関を飛び出した。 ガレージに飛び込んで、バイクを引っ張りだす。 「ちょっとソウルー!!!アンタがバイク出しちゃったらアタシはどうなんのー!」 現地集合なのに、と窓から身を乗り出して叫ぶマカを置いて、ソウルはそのままバイクに跨りセルを回す。 スロットルを回してギアを入れた。 「わりぃマカ!後で絶対迎えに戻る!」 向かう先は死刑台屋敷。 キッド組が出発する前に、キッドに会いたい。ソウルはただその一念でバイクを駆った。 死刑台屋敷に着くなり、ソウルは乗り捨てんばかりにバイクを乱暴に停めると、 門を潜って玄関の前に立つ。 古い洋館を思わせる玄関の呼び鈴を押して、勝手に玄関を開ける。 まだ集合時間には早い。 それに屋敷内のシンメトリーがどうのこうのと、合宿の準備よりも家内のチェックに時間がかかるだろう。 キッド組みの事だ。きっとまだ居る、そう思い、重厚なドアを押せば、難なく開いた。 「どちら様って…ソウル! まだ集合時間には早いだろ?アタシもパティもまだ朝飯食ってねーんだよ…って ちょっと!何勝手に上がってんだよ。」 玄関に現れたリズの横をすり抜けて、ソウルは屋敷内へ進んでいく。 慌てて背後からついてくるリズに、ソウルは問いかけた。 「キッドは?」 「あぁ?キッドなら多分自分の部屋に居るはずだけど。 荷物がシンメトリーに入らないんだと。」 面白そうに言うリズに、ソウルは気にせず二階に上がっていった。 「ほよ?ソウルくんなんでいんのー?」 フォークを咥えながら、騒がしさが気になってダイニングから出てきたパティが、リズに歩み寄る。 「なんかキッドに用事みたいだけど。…パティ、行儀悪いよ。」 パティの口からフォークを抜きながら、リズは階段を上っていくソウルの背に視線を向けた。 「ごめんおねーちゃん」と言いながら、パティもリズに釣られてソウルを視線で追った。 ソウルが向かう先はキッドの自室。 「やけに切羽詰った顔だったけど…大丈夫か、ソウルの奴?」 「あはは!キッド君を押し倒しかねないね〜」 「…笑い事じゃないよパティ。」 はぁ、と溜息をついて、リズはパティの背を押した。 「まぁ、アタシらは集合時間に間に合うように準備するだけだよ。 さっさと朝食済ませちゃおう。」 「うん!」 右手にフォークを持ち、万歳のポーズでパティはリズに続いてダイニングへ戻った。 一方ソウルは、キッドの自室の前にたどり着くと、ここまで来て急に怖気づいていた。 アパートから何も考えずにここまで来たのは良いものの、 キッドに対し、何をどう告げるのが良いか、考えては居なかった。 ただ、会って言いたい事があり、聞きたい事があった。 「あー…coolじゃねぇ…ここまで来て…俺何やってんだ…」 部屋の扉は木で出来た、至って普通のドアなのだが、ソウルには鋼鉄で出来た壁のように見えた。 集合時間は近づいてきていて、早くノックをして、キッドに会わなければいけない気がしている。 けれど『今でなくても良いかな』と言った考えも首をもたげて、ソウルはその場で蹲った。 「…何をしてるんだ、ソウル?」 気がつけば、頭上からクスクスを笑いを忍んだような声がした。 「キッド…」 見上げると、キッドが扉をほんの少し開けて、可笑しさを堪えるようにソウルを見ていた。 キッドが言うところの、偶像のキッドが。 「扉の前から動かなくなって数分経つぞ。一体どうした?」 立ち上がったソウルを自室に招き入れるべく、キッドは扉を開いた。 差し出されるキッドの手に、ソウルは誘われるように手を載せて、気づけば自然に部屋へと足を踏み入れていた。 パタン、という軽い扉の閉まる音が耳に届き、 その音はまるで、檻に閉じ込められたように感じられ、ソウルは漸く覚悟を決めた。 「凄い勢いで近づいてくるから一体何事かと思ったぞ。 それなのに、急にドアの前で蹲ったりして…。何か用事だったんじゃないのか?」 キッドの笑いを堪えた問いに、ソウルは苦笑いで返して、テーブルの向こう、窓際に立つキッドを正面に捕らえた。 「キッド、本当のお前を出せ。」 「…ソウル?」 「嘘偽りの無いお前と、話がしたい。」 「急にどうしたんだ?」 困ったように首をかしげるキッド。 ソウルは、そんなキッドに真剣に告げた。 「本当のお前に、聞きたいことと、言いたいことがあるんだ。」 「…何故、今?」 「オレの決心が鈍らないうちに。」 「言いたい事、聞きたい事とは?」 「本当のお前に、話す。今のお前は偶像なんだろ?」 それじゃ意味がない、と続けるソウルに、キッドの瞳にも真剣さが宿る。 「…ソウル、お前が本当のオレと話をする理由はなんだ?」 「じゃあキッド、お前がオレに、本当のお前を見せた理由は? 本当は、偶像じゃないキッドに聞きたかったけど、出てこないなら仕方ねー。お前に聞く。」 一瞬、言葉に詰まったキッドは、一呼吸置くと、軽い溜息と共に告げた。 「…わかった。ただし、5分だけだ。それ以上はリズやパティもオレの魂の変調に気づく。」 「サンキュ。5分で済ませる。」 キッドが瞳を閉じ、すっと息を吸い込むと、室内の空気がドスンと重たさを増した。 そして、ふっと軽く息を吐き、閉じた瞼を上げると、そこには、本来の死神の姿だという、冷徹な黄金が現れた。 同じ瞳のはずなのに、質が変わったように見える。 黄金色にはどこか温かみが感じられるはずなのに、今のキッドの瞳には一切感じられなかった。 先ほどまでの、甘そうな瞳は、冷たく冴えて視線が合うだけで射殺されてしまいそうだ。 「よぉ…キッド。久しぶりだな。」 ゴクリ、と息を飲み込んで、ソウルはキッドに話しかけた。 つい先ほどまで話をしていたキッドと同一人物だから、"久しぶり"というのも可笑しい気はしたが、 ソウルはあえてこの言葉を選んだ。 「てっきり、懲りたと思ったんだがな…」 ふっと緩まるキッドの瞳と口角。 その表情を見て、ソウルは確信した。 「さっきの質問だけど。何で、オレにお前の本当の姿を…今の姿を見せた?」 「偶然だ。」 「嘘つくな。」 キッドの答えをばっさり切り返して、ソウルは窓際に立つキッドに一歩近づいた。 死神の魂の波長に、自らの魂の波長が攫われそうになるが、そこは何とか耐える。 陽射しを受けて、真っ白なカーテンが光と風を孕む。 その中に立つ死神のキッド。 ソウルに答えを否定されても、その表情が変わることはない。 先ほどまでのキッドと、口調も所作も変わることは無いのに、何故か本来のキッドにはゆっくりとした印象がある。 口調も、手足の動きも、そのわずかな瞬きさえも。 "流麗"そう言い表しても差し支えないだろう。 「何故、そう思う?」 面白いものを見つけたように、キッドは楽しげにソウルに問い返した。 「偶然にしては、出来すぎてる。」 「…ほぉ…では、オレが故意に、お前に本性を晒した、と?」 「そう、思ってる。」 「何故?」 相変わらず表情は微笑のまま、キッドは首をかしげた。 「オレに、気づいて欲しかったんだろ?本当のお前を。」 微動だにせず、ソウルを見つめるキッド。 室内に充満する死神の魂の波長は、そろそろ外にも漏れ出してしまうだろう。 魂感知能力の低い武器でも気づき始める頃で、階下のリズとパティを気にして、ソウルは結論を急いだ。 「始めは正直ビビった。お前の事、"キッド"だと認めたく無かった。 でも、どんなでも"キッド"は"キッド"だ。魂は変わらない。 普段のお前が、取り繕った"偶像"でも、今の"本当"のお前でも、オレは、"キッド"が好きだ。」 ただ立ち尽くし、何とか搾り出した声。 この状況下で、良くやったとソウルは自分自身を褒めてやりたいが、まだもう一押し足りない。 「お前、オレに気づいて欲しかったんだろ?偶像のお前だけじゃなくて、本当のお前も。 どっちも、受け入れて欲しかったんだろ?オレに。」 違うか?と重ねて尋ね、キッドまでの距離をさらに縮めた。 死神の魂に近づくことが、こんなにも困難だとは思わなかった。 偶像のキッドが、幾重にも魂を包み隠していた事が感じられる。 あと2歩の距離が、ソウルにはどうしても踏み出せない。 ソウルの魂への圧力、波長の淘汰、自我すら飲み込まれそうなほどの、人と死神との圧倒的な違い。 なかなか詰められない2歩に、ソウルが何とか手を伸ばせば、その指先にキッドが指を這わせてきた。 瞬間的にソウルの背を駆け上る、恐怖と畏怖と、それ以外の甘い痺れ。 「…このオレを前に、よくそこまで言えたものだな。褒めてやろう。」 動けなくなっていたソウルを、キッドは触れた指先を引いて自ら腕に抱き込んだ。 二人の2歩の距離は、これでゼロになった。 その瞬間のキッドの表情を、多分ソウルは生涯忘れない、と思った。 「その通りだ、ソウル=イーター。オレは、お前に本来のオレを気づかせたかった。」 抱き込まれる腕の中は、冷たいと思っていたが、ほのかに温かい。 背に回されたキッドの腕からも伝わる温もり。 ソウルのものとは別に、キッドの鼓動も感じられた。 ただ、その鼓動に耳を傾けてしまうには、あまりにもキッドの魂は巨大で、その波長は心地良すぎた。 キッドの鼓動を聞いてしまえば、そのまま引き込まれて魂ごと飲まれてしまいそうだ。 今のソウルには、己を見失わないように立つのがやっとだった。 ソウルは、己を保つためにもキッドにしがみ付くように、しっかりとキッドの背に自らの腕を回し、 キッドの皺一つ無い漆黒のスーツに、深い深い皺をいくつも作った。 「お前の魂も限界のようだな…。」 そんなソウルの仕草を見て、キッドは小さく笑う。 普段の10倍以上、重力が掛かっているような錯覚に陥るこの状況で、 重たい空気の振動が、それをソウルに伝えてきた。 「覚えておけ。偶像のオレも、今のオレも、どちらも"デス・ザ・キッド"だ。 お前が偶像のオレだけを好いたのであれば、オレは偽りの姿しか見せないつもりで居た。 お前が、"デス・ザ・キッド"を好いたのであれば、また、今のオレを見せても良い。 オレもお前に嘘はつきたくなかった。だから、お前に、真実の姿を見せた。」 耳元で告げられる告白は、ソウルの脳を痺れさせ、溶かしていくようだ。 このまま、魂を抜かれようが、死神の魂に吸収されてしまおうが、それはソウルにとって、どうでも良いことになっていた。 「ソウル、オレのこの姿を知るのはお前と父上だけだ。 この意味が、お前にわかるか?」 冷酷だと思った声が、今はひどく甘く感じられる。 もう幾分も考えが回らない頭で、ソウルは考える。 答えは解かっていた。否、死神様からヒントを貰って、何とか答えにたどり着いた。 …とはいえ、ほんのつい先ほど、ではあるが。 「キッド、お前の口から聞きたい。」 ソウルの言葉に、キッドの体がピクリと反応した。 そして、くすくす笑い出し、ソウルの耳元に甘い言葉を流し込む。 「お前に、嘘はつきたくなかった。 お前に、真実のオレを認めさせたかった。 お前に、真実のオレも含め、好いてもらいたかった。 ……オレも、お前が好きだからだ。」 「あー…オレ、今このままお前の魂の波長に飲まれても良いや。」 ソウルの観念したような呟きに、キッドはさらに笑みを深くして呟いた。 「それは、困るな。」 そう言うが早いか、すっと死神の波長をひっこめて、いつもの"偶像"のキッドに戻った。 魔女で言うところのソウル・プロテクトに近いのだろうか。 先ほどまでの他を圧倒する魂の波長は成りを潜めている。 「約束の5分だ。」 「…キッド、こんな状態で言うのも説得力ねーけど…。 オレの前ではいつでも本当の自分に戻って良いんだからな。」 たった数分、キッドの魂に触れていただけで疲労困憊状態のソウルは、キッドを抱きしめていた…つもりだったが、 実際は倒れこまないように抱きとめられた状態だった。 「そうしたら、お前の魂は何時まで持つのか、知れたものじゃないな。」 「…るせぇ…」 呟くソウルを支えて、手近な椅子に座らせたキッド。 「で、聞きたいこと、言いたいことは全部"オレ"に言えたのか?」 「あー、一個だけ、忘れた。」 「今でも良いなら、言ってみろ。」 「お前、今でも魂狩ってるのか?死神様の許可無く。」 「…オレも一応死神なんでな。結論から言うなら、YES、だ。」 「なんで、リストにない魂を狩る?」 グッタリと椅子に背を預け、それでもコレだけははっきりさせておかねばならない。 いくら死神だとは言え、むやみに魂を狩って良い筈は無いだろう、とソウルは思う。 この世界のルールと秩序が死神にあったとしても。 「ソウル、この世には、道を外れた魂がたくさん存在する。」 「道を外れた?それってどういう意味だよ。」 「何かしらの外的要因が加わって、本来死ぬべきであった命が生き続けることだ。」 ソウルが座る椅子の前、テーブルに身を持たせかけ、キッドは両の腕を組んでソウルを見つめた。 同じく、ソウルもキッドをじっと見つめ返した。 「ソウルに見せた先日の猫。」 「…あの猫がどうした?」 「本当なら、二ヵ月前に病で死ぬはずだった。」 「え?」 ソウルの紅い瞳が見開かれ、キッドを凝視した。 それを受けて少しだけ困ったように、キッドは続けた。 「人間の女が、病のあの猫を助けた。 家では飼えないから、必死に、あの場所で、餌をやり、水を与え、手厚く看病した。 だが、二ヶ月も無理に生き延びさせられた魂には歪みが生じる。 その上、自然や生態系のバランスも少しずつ崩れていく。 本来死んだはずの猫への食事、水、全てが少しずつ、狂っていくんだ。」 「それじゃあ…」 「オレが狩るのは、そういった、道を外れた魂。そこにはもちろん人間も含まれる。」 キッドの視線が落とされ、その指先が身を預けているテーブルの淵をそっとなぞる。 手持ち無沙汰なのか、話辛いのか。 さまよう指先は、キッドの胸中を表しているようだった。 「悪人としてリストには載らない。けれど、そのまま放置しておけば、いずれそれは大きな歪となる。 それを見過ごすことは、出来ないんだ。」 「…キッド…辛い、か?」 「オレは、死神としての職務を全うするだけだ。」 まっすぐ、ソウルを見つめる黄金に、迷いは無かった。 それはきっと、偶像でも本来でもなく、どちらでもあるキッドの意思。 「お前…スゲーよ…本当に。 そんだけ精神も魂も綺麗なのに、なかなかその本質に触れられないのは… 全身を"偶像"ってトゲで覆ってるからか…?」 「なんだ、それは?」 「綺麗な華(薔薇)には棘があるってな…」 椅子からゆっくり立ち上がり、机にもたれるキッドに覆いかぶさる。 キッドの背にしっかりと腕を回して、ソウルはキッドの肩口に額を埋めた。 「裸の王様は、真実が見えない奴だったけど。 お前は、真実を棘で隠した荊の王様って感じだな。」 「………お前らしい…気障な例えだな。」 ふっと溜息をついて、キッドもソウルの背に腕を回した。 「オレにだけは、真実を見せて良いから。 しんどくなる前に、言えよ。どうせお前、好きじゃないだろ、リスト外の魂狩るの。」 沈黙するキッドに、ソウルは「ビンゴ」と呟いて、シニカルに笑った。 「本来のお前がどれだけ凄かろうと、その根本的な優しさってかわらねーよ。」 荊の王 |
こう、もう少しオレ様的キッドにしたかったです。 はい、修行してきます。 最後の最後で長くなってしまいました。 キッド視点で、『荊の王』に続く『白銀の薔薇』もございます。 現在、鋭意執筆中。 (↑こうやって書くと新進気鋭の小説家みたいwww) |